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外国の住所の登記方法 その3

こんにちは、司法書士の草薙智和です。


「外国の住所の登記方法」シリーズ第3回です。

他の記事はこちら。
外国の住所の登記方法 その1
外国の住所の登記方法 その2


外国の住所表記では、さまざまな省略形が出てきます。今回は、代表的な省略形の事例をご紹介したいと思います。
なお、今回も、アメリカの住所を想定しています。


まず、州名は、大文字の省略形で記載されるのが一般的です。
代表的な州の省略形は、以下のとおりです。

NY = New York(ニューヨーク州)
DE = Delaware(デラウェア州)
CA = California(カリフォルニア州)

その他の州については、USPSのサイトの一覧表をご参照ください。


次は、道路の種類の名前です。
アメリカでは、原則として、すべての道に名前がつけられていて、住所は、「○○ストリートの××番地」という感じで定められています。
主な道路の種類は、以下のとおりです。

St. = Street(ストリート)
Ave. = Avenue(アヴェニュー)
Rd. = Road(ロード)
Dr. = Drive(ドライブ)
Blvd. = Boulevard(ブールバード)

これらの前に道路の名前を付けて、「Sunset Blvd.」などと表記します。

「Dr.」や「Blvd.」は、ちょっとマイナーかもしれません。以前、「Dr.」を「ドクター」と訳しているものを見たことがあります

なお、ストリート名の後に、「E.」とか「W.」とかが付いている場合があります。もちろん、これらは、「East」や「West」の省略形ですが、これらを含めてストリート名ですので、これらを省略したり、ストリート名と離して訳したりすると、本当の住所が分からなくなってしまいますので、注意が必要です。


さらに、アパート番号やスイート番号の前に付く「Apartment」や「Suite」は、「Apt.」若しくは「Ste.」又は単に「#」と表記されることが多いです。
これらが付いている場合には、アパート番号やスイート番号だと分かります。逆に、これらを落としてしまうと、現地では、間違った住所と判断されることがあります。
また、アパート番号やスイート番号については、その記載位置についても、注意が必要です(前回記事参照)。


最後に、SPCの住所でよくある表記に「c/o」があります。これは、「care of」の省略形で、日本語では、「気付(きづけ)」という意味です。タックスヘイブンのSPCは、現地の法律事務所の住所を登録事務所としていることが多いので、「c/o Cage and Fish」などと表記されています。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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