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組織再編の会計のオススメ本まとめ

こんにちは、司法書士の草薙智和です。

現在、久しぶりに組織再編の案件を担当しており、組織再編における計算や会計処理を勉強しなおしています。
今回は、私自身が勉強している中でオススメ書籍をご紹介します。

なお、今回ご紹介する書籍は、すべて、平成21年4月に改正された会社計算規則及び平成20年12月に公表された企業結合会計基準に対応しています。


1.「目からウロコ!これが増減資・組織再編の計算だ!―ESG法務研究会の斬新会社法道場!」(金子登志雄著、中央経済社)
計算の入門にオススメ。計算や会計をはじめて勉強する人又は苦手な人でも、この本を2、3回読めば、アレルギーはなくなると思います。

2.「親子兄弟会社の組織再編の実務」(金子登志雄著、中央経済社)
組織再編に関する会社法や登記における手続もあわせて確認できます。具体的な事例に基づいて、会計処理が理解できます。

3.「Q&A会社法の実務論点20講」(相澤哲編著、金融財政事情研究会)
民事局の担当官による、会社法全般に関する実務上の論点に関する解説本ですが、組織再編を含む計算の解説が非常にわかりやすいですので、それだけでも買う価値があると思います。計算を法律家の言葉で解説しているので、理解しやすい点がオススメ。

4.「コンメンタール 会計計算規則・商法施行規則」(弥永真生著、商事法務)
上記の3冊を読んだら、コンメンタールも読んでみましょう。通読する必要はありません(もちろん、私もしていません。)が、組織再編に関連する重要な条文の解説を読むだけでも、計算や会計に対する理解のレベルが1段階上がります。関連する会計基準にも触れられています。

5.会計基準及び適用指針(企業会計基準委員会)
「企業結合に関する会計基準」(PDF)
「事業分離等に関する会計基準」(PDF)
「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」
ここまで来れば、会計基準自体もそれほど抵抗なく読めると思います。私も、会計基準と聞くと、それだけでお手上げ、という感じでしたが、思い切って読んでみると意外と理解できるものです。

6.「企業会計基準完全詳解」(企業会計基準委員会編、税務経理協会)
会計基準委員会の委員自身による会計基準の解説です。私はまだ持っていませんが、会計基準の理解に非常に役立つと思います。


組織再編の計算は、「のれん」や会計基準など、法律家としては、なじみの薄いものが多く、苦手意識があります。また、毎年のように、計算規則や会計基準が改正されるので、キャッチアップするのがとても大変です。
ただ、その分、非常に面白く、かつ、やりがいもある分野なので、これからも継続的に勉強していきたいと思っています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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コメント

いつも勉強させてもらっております、関西勤務司法書士です。今日の官報で気になったことがあったので、ご見解を拝聴したく、コメントさせていただきます。ビジネスホテル業界のとある会社が本日付けの官報で見事な53社合併をしていますが(やりがいがありそうです)、その後の吸収分割では、『左記会社は吸収分割して甲は乙がその営む事業に関して有する権利義務の一部を承継し(以下省略)』とする公告を掲載しております。分割であれば、通常、「~事業に関する」権利義務を承継させる、との特定がありそうなものです。当該会社の官報公告には、なにか意図があっての当該記載なのでしょうか。ご指導いただけたら幸いです。

投稿: 関西勤務司法書士 | 2009年11月26日 (木) 13時48分

関西勤務司法書士さん

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

確かに見事ですねぇ。「乙53」っていうのはちょっとウケましたアルファベットでも26文字しかないですからしょうがないですね。掲載料いくらしたんだろう

しかも、行公告なのに、号外に載っちゃってますね。

分割する事業は、法定の公告事項ではないですが、公告の趣旨からすれば、記載したほうが望ましいでしょうね。

記載しない理由は、
①分割する事業が多すぎる
②承継する権利義務が事業にあたらない(個別の資産である)
③公告時点で分割する事業が特定されていない
④掲載料をケチっている
⑤分割する事業にいい名前がつけられない(笑
などが考えられます(最後は冗談ですが)。

確かに、事業の特定の仕方は、悩むところですね。

投稿: 草薙 | 2009年11月26日 (木) 14時29分

なるほど、ためになります。ちなみに、行公告の場合に官報号外にのるのはめずらしいのですか。
先生のご見解を弊ブログに転記してもよろしいでしょうか。

投稿: 関西勤務司法書士 | 2009年11月26日 (木) 16時45分

掲載場所は、合併などの普通の公告(行公告)は「本紙」、解散公告と決算公告(合併などとの同時掲載を含む。)は「号外」になります。

なお、ご案内のとおり、本紙と号外では、掲載までの所要日数が異なります。解散公告は意外にも号外に載るため、普通の公告より時間がかかりますので、注意が必要です。

詳しくは下記のサイトをご参照ください。
http://koukoku.kanpo.net/workflow/

転載については、関西勤務司法書士さんのブログなら、ご自由にどうぞ。ふざけた部分は適当に編集してください

投稿: 草薙 | 2009年11月26日 (木) 17時57分

ありがとうございます。合併公告(同時公告ではない)であっても、締め切りぎりぎりに官報販売所に拝み倒したら、号外に割り込みで載ってしまうという「都市伝説」みたいなものが私の頭にあったもので。真偽の程は当然不明ですし、発言に責任ももてないのですが。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 関西勤務司法書士 | 2009年11月26日 (木) 18時11分

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