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ルクセンブルク法人の日本における営業所の設置

こんにちは、渉外司法書士の草薙智和です。


先日、ルクセンブルク法人(Sarl)の日本における営業所の設置の登記(外国会社の登記)をご依頼いただきました。

ルクセンブルク(Luxembourg)は、法的にも税制上もビジネスに有利な環境が整っているため、ヨーロッパの金融センターとしての地位を確立しています。また、近年は、金融以外の先端産業の誘致にも力を入れており、アマゾン、eBayなどの大手国際企業が欧州本社を置いています。

ルクセンブルクにも、商業登記制度があり、会社を設立する場合は、商業登記所において、登記をしなければなりません。登記された事項は、登記簿(RCS:Registre de Commerce et des Sociétés)の謄本(Extract:AUSZUG)により確認することができます。なお、RCS Extractは、ドイツ語で書かれています。

そこで、このルクセンブルク法人の内容を確認するため、RCS Extractと定款(Memorandum of Association(Statutes):Satzung)を本国から取り寄せていただきました。そして、その内容を元に、外国会社の登記に必要な宣誓供述書(Affidavit)をドラフトしました。

東京にあるルクセンブルク大使館では、日本における代表者が日本人の場合でも、宣誓供述書の認証をしてくれますので、日本における代表者の方に大使館に宣誓供述書を持参していただき、領事の認証を受けていただきました。なお、認証していただく宣誓供述書は、記載内容を確認できる資料を添えて事前確認を受け、認証の日時を予約する必要があります。また、認証に費用はかかりません。

こうして認証を受けた宣誓供述書等を添付して、ルクセンブルク法人の日本における営業所の設置登記が完了しました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

お疲れ様です。

登記簿と定款は、英語/フランス語のバイリンガルですよね。

考えてみると弊所には、ルクセンブルグ資本法人のお客様はいるのですが、営業所がないので、謄本を見たことがありませんでした・・・ドイツ語なんですね!

投稿: morimoto | 2011年6月30日 (木) 11時25分

morimoto先生、こんにちは。

私の手元にある定款は、ドイツ語と英語のバイリンガルでした。
謄本は、フランス語とドイツ語が選べるようです。英語は翻訳と思われます。

ルクセンブルクでは、ルクセンブルク語のほか、フランス語とドイツ語を使用しているようです。

スイスも、フランス語、ドイツ語、イタリア語が混ざっていました。

フランス語はまだしも、ドイツ語は単語の区切れさえよくわかりません

投稿: 草薙 | 2011年7月 1日 (金) 09時20分

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